住まいの第一印象を決める外観デザイン。
マイホームを検討するうえで、
外壁にどんな素材を選ぶかによって、
デザインはもちろんですが、
暮らし心地やコストの面でも影響が出てきます。
そこで今回は、特徴を知って納得して外壁材を
選べるように、3種類の代表的な外壁材をご紹介します。
日本でいちばん多く使われている外壁材「サイディング」は、
「窯業(ようぎょう)系」と「金属系」の大きく分けて
2種類があります。
窯業系:セメントに混和材や繊維質を混ぜた材料を
板状に形成したもの。
タイル調やレンガ調など色柄が豊富で、
そのまま仕上げ材として使用できます。
金属系:アルミニウムなどの金属板を加工したもの。
断熱性や凍害にも優れているので、
寒冷地など暖房効率を上げたい場合に適しています。
どちらも汎用性が高く、多くの住宅で外壁材として使われています。
メリットは、デザインが豊富なので、理想の外観を表現できます。
デメリットとしては、経年劣化を避けるために、約10年に1回程度、
塗り替えや貼り替えが必要になる場合がありますので、
予めメンテナンスコストも考慮して採用すると良いでしょう。
こちらは、外壁というよりも
鉄筋コンクリート(RC)造の住宅として
検討する場合になります。
コンクリートは、断熱性や遮音性、耐久性など
総合的に優れている反面、
重いのでしっかりとした地盤が必要だったり、
固めるという性質上、施工に時間がかかる難点も。
デザイン面では、モダンな印象を与えたり、
曲線などにも対応しやすいので、表現の自由度は高いと言えます。
メンテナンス面では、30~50年という耐久性の良さが魅力ですが、
ひび割れや塗膜の剥離、カビなどが発生することもあり、
10年周期での定期的なメンテナンスが理想と言われています。
タイルは、土や石を高温で焼き固めて作った素材です。
耐候性、耐水性、耐摩耗性、耐汚性に優れていることから、
“理想の外壁材”と呼ばれています。
近年は、デザインも豊富になり、サイディングのように
自由に外観をデザインすることができます。
また、導入コストは高額になりがちでも、
長い目でみたとき、定期的なメンテナンス費が抑えられ、
20~30年と変わらない外観を保つことが出来ます。
外壁タイルを検討する場合は、施工によって
浮きや剥がれが発生する可能性があるため、
外壁タイルの施工を得意としている専門業者や
住宅メーカーを選ぶと良いでしょう。
今回は外壁材の特徴についてご紹介しました。
それぞれにメリット・デメリットが存在しますので、
それらも把握した上で選ぶようにしましょう。
その他、住宅に関することで不安があればお気軽にご相談ください。
ご覧いただきありがとうございました。