知っておきたい!外壁材の選び方

住宅
2021/06/30

住まいの第一印象を決める外観デザイン。

マイホームを検討するうえで、

外壁にどんな素材を選ぶかによって、

デザインはもちろんですが、

暮らし心地やコストの面でも影響が出てきます。

そこで今回は、特徴を知って納得して外壁材を

選べるように、3種類の代表的な外壁材をご紹介します。

  • サイディング

日本でいちばん多く使われている外壁材「サイディング」は、

「窯業(ようぎょう)系」と「金属系」の大きく分けて

2種類があります。

窯業系:セメントに混和材や繊維質を混ぜた材料を

板状に形成したもの。

タイル調やレンガ調など色柄が豊富で、

そのまま仕上げ材として使用できます。

金属系:アルミニウムなどの金属板を加工したもの。

断熱性や凍害にも優れているので、

寒冷地など暖房効率を上げたい場合に適しています。

どちらも汎用性が高く、多くの住宅で外壁材として使われています。

メリットは、デザインが豊富なので、理想の外観を表現できます。

デメリットとしては、経年劣化を避けるために、約10年に1回程度、

塗り替えや貼り替えが必要になる場合がありますので、

予めメンテナンスコストも考慮して採用すると良いでしょう。

  • コンクリート

こちらは、外壁というよりも

鉄筋コンクリート(RC)造の住宅として

検討する場合になります。

コンクリートは、断熱性や遮音性、耐久性など

総合的に優れている反面、

重いのでしっかりとした地盤が必要だったり、

固めるという性質上、施工に時間がかかる難点も。

デザイン面では、モダンな印象を与えたり、

曲線などにも対応しやすいので、表現の自由度は高いと言えます。

メンテナンス面では、30~50年という耐久性の良さが魅力ですが、

ひび割れや塗膜の剥離、カビなどが発生することもあり、

10年周期での定期的なメンテナンスが理想と言われています。

  • タイル

タイルは、土や石を高温で焼き固めて作った素材です。

耐候性、耐水性、耐摩耗性、耐汚性に優れていることから、

“理想の外壁材”と呼ばれています。

近年は、デザインも豊富になり、サイディングのように

自由に外観をデザインすることができます。

また、導入コストは高額になりがちでも、

長い目でみたとき、定期的なメンテナンス費が抑えられ、

20~30年と変わらない外観を保つことが出来ます。

外壁タイルを検討する場合は、施工によって

浮きや剥がれが発生する可能性があるため、

外壁タイルの施工を得意としている専門業者や

住宅メーカーを選ぶと良いでしょう。

今回は外壁材の特徴についてご紹介しました。

それぞれにメリット・デメリットが存在しますので、

それらも把握した上で選ぶようにしましょう。

その他、住宅に関することで不安があればお気軽にご相談ください。

ご覧いただきありがとうございました。